栄妙子

あらゆる境遇の様々な人々が、通りかかる野窓公園に住むメス猫に関わる短編集です。 この猫は人々から食べ物をもらう他、愚痴を聞いたり、背中を鳴き声で押したり、特別な事はしませんし必ず何かが起こる訳でもありません。 作品概要で仰る「遊牧民」とは、野窓公園の猫でもあり、野窓公園に立ち寄る人々でもあると思いました。 様々な作品を読ませて頂きましたが、いずれも読み終わった後、何かしら教訓や掲示に近いメッセージが心に残ります。 個人的に作者の経験に基づいて作られた話が好きです。 無理が無くわかりやすく、それでいて何かしら心に残る物語に、仕立て上げているからです。 何より話題が身近で共感できる部分が多くて、楽しく読めます。 それだけでも十分楽しいのですが、さらに異なる境遇の人々を描き、猫のスタンスを決めていない当たりが、「遊牧民」の定まらない自由さを感じさせます。 心が疲れた時に、少し読んでみるといい作品だと思いました。
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 レビューありがとう御座います。  作者の意図を汲みとって頂けた様で、益々気を引き締めて執筆に励みたいと思います。  まだまだ発展途上の作品ですが、此からもノマド公園にお立ち寄り頂ければ幸いと存じます。  レビューに加え、お気に入り登録迄して頂き、誠に感謝に絶えません。
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こちらこそ、途中でレビューを差し上げるご無礼をお詫びいたします。 本当に【ノマド公園】を気に入り、今後も続けて読んでみたいと思います。 本当に読める時間が限られますが、たまこの活躍をこれからも楽しみにしています。
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