広瀬ゆい

イベント参加ありがとうございます 序盤20ページ読みました。 小説家を目指されてるだけあって、文がとても綺麗。誤字脱字も、首をかしげたくなるような、気持ち悪い日本語もありませんでした。 高校生とは思えないボキャブラリーの多さにも感心。 地の文とセリフ部分のバランスも絶妙で、徐々に世界観を小出しにする手法は、こやつわかってるなと思わざるえませんでした(すみません)。読者の心を掴むかに否かは、冒頭ですからね。ここで世界観の説明などだらだらされたら飽きられてしまいます。 誉め回しまたが、次は、こうしたらもっと素敵になるのにと思ったことがあったので、僭越ながら言わせていただきます。 まずは感覚表現。これが圧倒的に少なかったです。 感覚表現というのは、読み手にさらなる想像の余地を与えます。これがないと、言ってしまえば押し付けがましい文章になってしまいます。(例:風が吹く→風が光る 雨が降る→空が泣いている)など あと、比喩表現も少なかったように思います。これも感覚表現と同じ役目を果たします。 例(直喩:チェシャ猫のように笑った 暗喩: 僕はゴリラの視線に堪えきれず(ゴリラのような体型の先生がいると前文で直喩したあと) さいごに、文のリズムが一定化しているのも少し気になりました。 というのも、読み触りのいい文というのは、読んでいて気持ちがいいんですけど、その分、頭に入らず流れやすい。そういう傾向があります。 そんなこと言われても、グダグタな文なんて書きたくないし… わかります。私も全文をそうした方がいいと言ってる訳ではありません。 スムーズに読みすすめる文がいいに決まってます。 ただ、どうしても伝えたい重要な内容の文のみ倒置法を使ったり、いつもとリズムを変えてみるのもいいと思います。そういう工夫をくわえることで、ん?ここはいつもと違うぞと、読み手はその文を意識するし、文のマンネリ化も防げるでしょう。 基礎の土台がしっかりできているので、あとは先程挙げた3点のデコレーション部分に目を向けてみてはいかがでしょう? わちゃわちゃ書いてすみません。私もこのレビューを書いて勉強させていただきました。 あと私にない部分を角介さんが持っていて、角介さんにない部分を私が持っているという、アンビリバボーな事実に気付きました。状況説明苦手なんですよね、私

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