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お蝶
エッジスタ編集長
2013/10/29 17:25
『Goddess of love』講評
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その② ※※一部ネタバレを含みますのでご注意ください※※ もうひとつキャラクターに関して言うと、さまざまな神々が次つぎと登場し、それぞれに口調を書き分けたりするなど、工夫をしておられる様子がよく感じられました。 しかし惜しいのは、そうした描き分けをされている中でも、登場人物が全般的に類型的なパターンの枠内におさまってしまっていることです。ヒロインも悪役も、どこかで見たようなキャラクターになってしまっているんですね。 ですからここは、最初にある登場人物を考えたら、一度、そのキャラクターを距離を置いて見直してみて、よくある既製品のイメージにおちいってしまっていないかを再考してみるといいでしょう。 そうすると、その人物が最初に顔を出すファーストショットのエピソード、使う武器、それよる対戦の展開などなど、より個性的な展開になっていくはずです。脇役などは極端にぶっ壊れた性格にしてみたりするのも面白いと思います。 ストーリーについては、物語の展開がスピーディーで戦闘シーンの描写も巧みなので、そうしたシーンは夢中で読ませていただきました。 しかし長編小説の中で描かれる戦いは、その戦いだけで完結するものではなくて、ひとつの戦いが次の戦いを呼び、より強い敵が登場してくるなど、読み進めるにつれて緊張感が加速度的に高まっていく構成を仕立てた方が良いと感じました。さらには春人やアルテミスたちも、そうした戦闘経験を経て少しずつ成長していくという描写が欲しかった気がします。 そうした中で、神はいったん死んでも生き返れるという設定が出てきますが、これも、ただ単に「何度死んでも生き返る」ということですと、戦いの緊張感が薄れてしまいますので「死んだ神を生き返らせるにはある条件をととのえる必要がある」などしないとチート過ぎて展開の面白さをそいでしまうと思います。 いろいろ書かせていただきましたが、1000ページを越えるストーリーを1年半にわたって描き続ける筆力には敬服いたします。ぜひ今後も大いに盛り上げていただければと思います。
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お蝶
2013/10/29 19:43
丁寧な講評を頂きまして誠にありがとうございます(>_<) にも関わらず、先日は失礼致しました。 頂いた講評を参考に訂正や修正を加えようと思います。 誠意ある対応、重ねて感謝致します。
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