南風蕣槿

「定約 菊と刀 日本文化の型」という本に引用されていた話なのですが、1934年から1935年にかけて日本陸軍に所属していたハロルド・ダウド大佐の手島大尉との対談で、平時の演習中にその部隊は二度、十分間の小休止やわずかな間にすこしまどろむのみで睡眠をとらずに三日二晩ぶっ通しで行軍をし、兵営についたあとも歩哨やら巡視について睡眠の機会は与えられなかったとか どうして一部の者に睡眠をとらせないのですかと大佐が聞くと、大尉は、とんでもない、あいつらは教えなくとも眠ることは知っています。必要なことは眠らない訓練をすることです。と答えたとか 日本陸軍って怖いことしますね 日本人は容赦なく眠りを犠牲にするという内容でその例として挙げられていたのです。 本情報 「定約 菊と刀 日本文化の型」 208ページより ルーズ・ベネディクト 著 長谷川松次 訳 昭和42年1月15日第一刷発行 社会思想社 図書館とかには多分あるとは思います

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