空音

これはまだ完結ではないんですよね。 これを起承転結の起であると仮定してレビューします。 物語はアトリエ→ライブハウスと進むけれど、ベースってあんなに早く上達するものなのですか?(音楽の経験がないもので、わかりませんけど)下手なりに一生懸命演奏した、とするのであればそういう描写が見当たらない(あっても心に残らなかった)。まるで慣れている人のように演奏していたが、あれはいかが? 作者さんの筆が乗っているのはわかるけれども、下手という設定を書き損ねている印象。 また、主人公について謎。 主人公がどうしてここへやってきたのか、というか、なぜ彼が十万円もの大金を手にして「何かを始めよう」と思ったのかという動機が見えない。 そして最後に、主人公には何一つ欠点がないように思われました。これはあくまでも作者さんの自由ですが、青春ものの作品において主人公に欠点がない作品は深みが生まれません。序盤はそれでも良いかもしれませんが、後半になるにつれ、物語の先行きが見えない作品になってしまいそうでした。一つや二つ、欠点を与えてみてはいかがでしょう。 基本的にまとまっていますが、これからの発展が難しい作品です。 一度、シナリオ理論というものを勉強するのをおすすめします。 売られているものでは『ハリウッド脚本術』、『ミステリーの書き方』中の乙一による「プロットの作り方」、無料で見られるサイトでは「シナリオの設計図」「シナリオの方程式」(どちらも同じ人物による)があります。 是非、参考にしてみてください。
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ありがとうございます! 主人公の欠点については完全に思慮の外でした。 ご意見を参考にして頑張っていきます!

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