ハルコウメ

何度泣いたか分かりません。 特に後半は色々な感情の入り混じった涙が止まらなかった。 胸を締め付けられるような、チクチクするような。そんな気持ちで読んでいました。一言一句、しっかりと受け止めて、消化して。その繰り返しだったような気がします。 登場人物の感情が重くて、苦しくて読めないこともありました。 ゆっくりゆっくり時間をかけて、たどり着いたハッピーエンド。 あぁ、読んで良かった、と心から思いました。 響さんの荷物は少し軽くなったのかな。 何故か彼に一番感情移入した私。 ハッピーエンドを迎えても、彼の心を思うと少し胸がチクリとします。 この作品を読んで、あらためてしましまさんの書かれる文章が好きだと思いました。 情景が自然に浮かび、それぞれの感情がするりと入ってきて、物語に入り込める。 ゆっくりと時間をかけて大事に読みたい作品でした。 届けて下さってありがとうございます。
1件

この投稿に対するコメントはありません