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厂原灰人
厂原灰人
2013/12/6 20:40
『■を持たぬ個』について どうも厂原です。 てなわけで、愛を持たざる子のおはなしでした。 と言うと、ぶっちゃけ嘘になるよねコレ。 だってそこまで書いてないもんよー。 習作だから、と言って誤魔化そうとしている感はあるけれど。 まあ単純に途中で心が折れただけです。 本当はもっと、ちゃんと物語を考えていたんですけどね。 なぜそれをリポグラムで書こうと思ったのか俺は。無謀か。 いやまあ、ミステリの手法とかいろいろ小説に関してググっていたら、たまたま出てきて影響されただけなんですけど。 思いつきのチャレンジでした。 リポグラム。 つまり、特定の文字を排除しての文作です。 今回はイ段の文字を丸々抜きました。初めての分際で調子に乗りすぎだったと思います。 八文字て。 正確には「ぎ」「じ」「ぢ」「び」「ぴ」も使えないから十三音封印ですよ。 五十音を十三音封印。 ……いやまあ、五十音は五十以上ありますけど。 特に「い」はキツかった。 言い切りの「~ない」みたいな表現や、どんな小説でも一回は出てきそうな「いう」「いく」が使えないのはハードル厳しい。 まあ「し」も大概だけど。 ~した、とか言えなくなるし。 命、世界、社会、しかし、医師、政府、システム……。 とまあ、この辺りが今回使おうとして「ああ使えねえ!」となった単語ですね。 ともあれ。 よければ皆さんも、文章の練習に少し試してみてはいかがでしょう。 いい訓練になりますよ。
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