野牡丹な滅士

この物語を、不思議な心地で読んでいました。 綺麗で堅実な文体で語られる物語と、星をもととした死という設定。 不思議な心地でページをめくり、十年という歳月を経て待っていた少女との不思議な会話。主人公の事をよく知る、古い友人の様な感覚をいつしか覚え、彼女の去り際には心を動かされました。 死とは、運命。destinyではなくfate。訪れる別れという運命と、その前にある出会いという必然から成り立つもの。その仕組みを、星の導きという設定で、一括して表している上手さに、舌を巻きました。^^; どこか遠くにあるようで近い。そんな不思議な気持ちを抱いたのは、そういう理由からかもしれないと、思えました。 素敵な小説ありがとうございました^_^ さて、僕も冬フェス小説頑張らないと……みんなレベル高いし
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丁寧なレビューありがとうございます。正直僕自信の考察が及んでいない所まで考えられており、逆に僕が教えられた気分になりました。 そこまで深く読んで下さり、作者冥利に尽きる次第でございます。

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