前回の続き  こたつに戻ると、ちょうど自主研修で昼食に入ろうかと店を決めている所だった。 「パパ、お茶が欲しい」 「今沸かしてるからもうちょっと……アスカ、お前の」 「嫌よ」 「まだ何も言ってねぇよ!?」 「ふん。どうせ、ウチの魔術で温めろとか言うんでしょーが。絶対に嫌だから」   くそ。普段は俺とディスカに向かって使いまくってるくせにこういう時は使いたがらないんだよな。 「パパ?」 「ああ、もうちょっと待ってくれ」  電気ポットだからすぐに沸くだろうけど、それでも時間がかかってしまうのだからユウカにはもうちょっと我慢してもらおう。 「……クラスの男の子がいってたんだけど」  待ってる時間が暇なのか、ユウカが唐突に話を切り出した。 「にゃんにゃんってなんのこと?」 「ゴフッ!」  ユウカの突然の発言に俺とアスカは同時にむせた。  今の時代の小学生はどんな話してんだ。とりあえず、ユウカにその話をした男の子は軽く脅し……たしなめておこう。 「クリスマスはパパとママはみんなしてるっていってたけど、パパとママもしてるの?」 「ブファッ!?」  決めた。その男の子は厳しくたしなめておこう。 「あ、あのね、ユウカ。その、にゃんにゃんっていうのはね、そのね……ユ、ユウキ! どういうことよ!!」 「お、俺に振るなよ!?」  真っ赤に赤面しながら俺に話題を振ったアスカは安堵の表情をしている。そして、ユウカの疑問と期待に満ちた視線が俺に向けられる。 「そ、そのだな。にゃんにゃん、というのは、そのだ……可愛い、猫と遊ぶ事だな」 「でも、クラスの子はにゃーじゃないっていってたよ?」  男の子にはしっかりと反省してもらおう。  だが、どうする。猫じゃごまかしが効かないとなるとどうしたらいい。いっそ、本当の事を言ってしまうか。いや、それは絶対にダメだ。ユウカにはまだ早い。 「パパ?」 「あー、その……んー……ユ、ユノア、にゃんにゃんってなんなんだろうな!!」  俺に話を振られ、今まで寝ていたユノアがのっそりと起き上がる。髪は寝癖で爆発してしまっている。 「……にゃんにゃんは……」  全員の視線がユノアに集まる。 「……にゃんにゃんは……こたつで、丸く、なる……にゃー……」  そう言うと、ユノアはまた倒れるように寝てしまった。 「あー、つまり、家族団欒だな!!」  場が、固まった気がした。
2件・5件
悠季パパおつですww にゃんにゃん……夫婦で猫耳をつけて、遊ぶことだよ!じゃ、納得してくれないですかね(笑) とりあえずクラスの男子には厳しく言わないとですねw そして無理矢理まとめようとしてる辺りがなんとも……(笑)
2件
コメントありがとうございます! キャラ崩壊が激しいです(笑) しかし、それも考えたら、僕の場合はR指定がかかりそうになりました…… 過保護な悠季パパはなんとか、ユウカの興味を断ちきりたいんですね
1件
可愛いネコと遊ぶですと!? 続き。 「あなたもマ○のことが好きなんでしょ?」 「ち……違うもん。あたしは別に」 「好きなのよ! いい加減正直に認めなさい!」 「うるさいわね! そうよ好きよ! あたしだってマ○が好き!悪い!?」 「それ、ほんと?」 「えっ?」 シェリアを寝かしつけたネーナは朝に録画した番組3本立てを観ていた。 「これ年末に薄い本買う必要ないんじゃないの?」 セリフは公式のままです。 むくっ。 熟睡していた筈のシェリアが立ち上がる。 「シェリア、ちゃんと寝てないと」 ゆらり。 食べられるを食べれるの様に若者言葉ではよく「ら」を抜くら
1件
コメントありがとうございます! 修正前は、悠季の答えの後にユウカに、パパとママがやってた事?、とか言わせようとしてました。ごめんなさい。 自分で考えてあかんわってなりました。 公式が自重しないですね(笑) 5の頃が懐かしい……。 ネーナのどんよりした顔が見えるwww

/1ページ

3件