桜海 とあ

今回の作品。 チャレンジ精神が豊富で、大分ハードルをあげられたのかなと感じました。 こういったテーマを人に完全に投げる作品の場合、 どのようにでも取れるように作らなければならないのですが、 後半、作品の主人公が何者かであり、女性が誰なのかを告げてしまっていることで、少年に主張だけが強調されてしまい、本来疑問を感じたり作品に思いを馳せる部分がぼんやりとしたせいで、本来持っている作品のいいところが全て失われてしまった気がして、 とても、惜しいなと、感じました。 もし描くのなら、女性は母のような無償の愛を与える存在として描き、少年の主張は、よりリアリティのある発言に変え、 女性がベンチであるというのなら、それを守るもしくは敬意を表しているような関係を描くといった、他の部分の補強が必要となるかと思います。 でも、難しいつくりに挑戦したという頑張りは、評価に値すると思いましたので、★つけさせていただきました。 残り一個は、修正もしくは改稿後付加したいと思います。

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