いえいえ、こちらこそありがとうございます! 勝手にだなんて、とんでもない。やっぱり小説だから、通ずるものがある人に共感を得られ、自分の考え方を知ってもらうことが小説的にはとてもいいことですしね! ちなみに僕は、影ちゃんは見えません……(´・ω・`) 彼にはただ、主人公の心の陰りとして登場してもらいました。不安感、擬心感。つまり、全てが明日への絶望としての影でした。仕事を初めてすこしした頃って、仕事がだるくなってきて、明日が憂鬱なときがあったりしません?いじめられてた時期もそうでした。 だから、明日がくることを予感させる夜が嫌い。さらに夜を予感させる夕方までも嫌い。というのを、影で表現してみました。そうして、主人公のオヤジは死んでいますから、孤独感から影は人型になって、けれどやっぱり影で、そうして黒いからいつまでも畏怖の対象でした。 最後に影が消えたのは、明日への憂鬱が消え失せたからで、それは主人公が博孝君に自分の考え方を話したことで、自分の主観を再確認したからです。やっぱり主人公も人間ですから、本当はすこし最後の日が怖かったんでしょうね。だからまだ明日からが憂鬱でした。けれどそれが、気持ちを改めて言葉にすることで、打開できて、夕焼けの幻影と影の呪縛から逃げ出せた。じつはそういう話だったんです。
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宮野さん 結構ご自身の体験・思考・感情に基づく描写が多い様に感じたので、もしかしたら影が見えるのではないかと思ってしまいました(笑 影が抽象的な【感じていたモノ】なのか実際に彼が見ていたのかという部分だけ真夜中の半分寝た頭では読み取りが追いつかなかったのですが(汗 なるほどお話しをお伺いして納得しました! このイベントで希望を書くのは難しい。 助かるために足掻く、助かるかもしれないと信じる、【助かる】を前提条件にするか、【死ぬ】前提の上で幸せな逝き方を探すかだと思っていましたが、 死ぬ前提で未来に視点を置き主人公が土壇場で一歩成長したこの物語は素晴らしいです!

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