なお

「女たちの誤算」完結おめでとうございます。 学生時代の友情って、多分始まりは横並びの安心感も大きいかなと思います。 スポーツや勉強、容姿などに差を感じてもまだまだ先は長く、多少の悩みはあれどもみんな横並びの安心感もあって。 でも30才の節目を迎えた女たちは違います。 今を比べて自分に答えをほしくなる。 手に入れたもの、欲しいもの、こう有りたいと願う暮らし。 学生時代の横並びの安心感はありません。 その上で、女たちの友情はどう変化していくのか? 消滅してしまうのか、形を変えて続くのか? 波紋を投げたのは純ですが、そこから他の3人もそれぞれ自分の本音と向き合い始めます。 この先どうなるかはわからないけれど、学生時代の延長のようなぬるま湯的友情ではなく大人の女としての新たな付き合いが始まる気がします。 最後に、今回の小説で一番に感じたことは、ハッピーエンドで終幕を迎えなかったことです。 今までのユウコさんの作品は、読み手にも納得できる形で登場人物のほとんどがそれなりに幸せを手にして終わっています。 けれども今回の作品では答えを出していません。 純の生き方について特にそう感じました。 読み手に投げ掛ける、読み手にいろんな想像をもたらす結末になっています。 生意気な言い方になりますが、作家として成長されたなあと思いました。 すべてがそれなりにハッピーエンドな結末は心地よいものですが、後を引く、残るものを想像させる終わり方は読み手に更なる興味をもたらします。 ずいぶん長々と語ってしまい、すいません。 ユウコさんの作品、すべてを読んで今回の作品は今までの殻を破った素晴らしいものだと思いました。 新作も楽しみにお待ちしております
5件・1件
なおさん、レビューありがとうございます! 書評のようなレビューに感謝感激です(*>0<*) なおさんのような文才ある方に、私の全作品を読んでいただけてるかと思うと、プレッシャーですね(*^^*) 今後も手を抜けないなぁ…もし手抜きしたら、見破られてしまうんだろうなぁ……未熟なりにも、一作一作自分のベストを尽くして書き上げねば……といった良い意味の緊張感!! 新作も読んでいただけるなら嬉しいです♪ おそらく2月5日に公開します(4日までリアが多忙で)。 次の作品で、もっと成長できるように頑張ります(*^^*) いつも本当にありがとう!!

/1ページ

1件