右川天斗

【さらに続き】 それと、セツナが日本を変えようと働きかける、根本的な”柱”が少し弱くないでしょうか。 昔の日本の平和な状況を知っていて、世界が狂っていると理解している。 だから、本来のあるべき姿へもどそうとする。  なぜ? と、疑問を抱きました。 現状も過去も理解しているのなら、”不可能”という結論に必然と達します。 ここまで荒廃した世界なら、リセットして作り直す以外に手立てはありませんから。 仮に変えようとしても、数十年、数百年の月日を要するでしょう。 戦国時代ですらあれだけの年月を要しましたから、万にのぼると下手をしたら数千年は必要かもしれません。 問題なのは、年月ではなくて、途方もない目的まで走り続ける”意志”を支えるもの。 それが読者へ明確に提示できていないから、違和感となります。 厳密にいえば、ヒロイックファンタジーに該当しますが、英雄への道だとしても、英雄になる理由が物語を進めていきます。 意志によって引き起こされる”何か”が日本をまとめあげ、平和への道標となる。 なので、主人公の目的は明確なのに、裏に潜むものがまるで見えてこないのは、展開のブレに繋がるような気がしています。 裏に潜むものを見せないなら、やはりそれなりの伏線として描写を盛り込む必要がありますから、現段階では見えていない--というべきでしょうか。 一言でいうなら、”漠然としている”という印象です。
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まさに、思うところがありました。漠然としている、その通りだと思います。 説明ばかりでは読者を離してしまうと恐れるあまり、考えている世界観、裏設定も記述を後回しにしているのが現状です。 そして読者を離さない要素として用意したのがバトルです。アクションは僕も書いていて楽しいし、子供同士のスピーディーでスマートなバトルは魅力的だと思ったからです。 アドバイスを参考に、今一度練り直してみることにいたします。本当にありがとうございました(^_^)

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