右川天斗

こんばんは。レビューですが、1000文字を超えそうなので直接コメントさせて頂きます。ご了承ください。 更新分まで閲覧させて頂きましたので、僭越ながらレビューをさせて頂きます。 全体的な文体はライトなタッチで、エブリスタ内に多々存在する『大人の恋愛カテゴリ』では違和感のない仕上がりだと思います。 しかし、地の文と会話文が同じ行間にあり、加えて台本書きなため非常に読みづらい部分がありました。50ページ以降は小説スタイルになったり、台本書きになったりと統一感がありません。どちらかに統一されてはどうかと思います。 読者の混乱を防ぐ意味合いですので、ご検討下されば。 割と多くのキャラが登場しますので、もしかしたら著者様も混乱されていないでしょうか。 終盤では感情表現に”/”を用いて照れを表現されていますが、三点リーダ(…)やダッシュ(-)でも充分かと思います。 理想的なのは地の文での表現ですが。 ストーリー全体の印象としては、展開が早すぎるように感じました。 咲也の告白と、マリアの受諾までが41ページから59ページで、一ページあたりの文字数が少ないために「もう?」と。この展開で告白まで持ち込むのなら、二人が惹かれあう大きなイベントを入れてはどうかと思います。 ありがちですが、旅行先でのトラブル、暴漢に襲われる、等々。 人物描写、背景描写をもう少しくわえないと、私が読んだ限りでは登場人物のイメージがわいてきませんでした。 咲也とマリアは表紙から想像できました。 登場人物が多い、あるいは頻繁に入れ替わる場合、ワンポイントでも特徴を記されてはどうかと思います。 例えば、背が高い、瞳の色が淡い茶色だ、釣り目がちで怖そうな印象、等々の身体的特徴の一部をあらわす表現です。 そういったものがあまりに少ないと、登場人物の見た目がわからないまま進んでしまいますので、物語に入り込み辛くなります。

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