浅井 昌子

好きなキリスト教の話。 言わずと知れた名画【ヴィーナスの誕生】。 今でこそ世界で知られる絵であるがこの絵が描かれた当時、その絵の裸姿を見たキリスト教教会はカンカンに怒った! 「人間の裸の女を描くとはなんともけしからん! 製作者は悪魔で、堕落へ人々を誘惑しているに違いない!」 当時の教会の権力は絶対。 教会が悪魔と言えば死刑、魔女と言えば火刑が当然の時代だった。 人々は困った。 こんなに素晴らしい作品を燃やさなければいけないのか、と。 実際教会側にもそう思う者はたくさんいて、なんとか作品を残す方法はないか考えた。 そんなある日、絵を描いた男が教会に呼ばれた。 教会「そなたは裸の婦人の絵を描いた、そなたは悪魔で人々を堕落させようとしたな?」 男「いいえ、私は悪魔ではありませんし、裸の婦人を描いた覚えはありません」 コレを聞いて、教会の怒りは爆発! すぐにでも嘘つきの男を殺し、作品を燃やせと命じようとしましたが男は続けました。 男「私は婦人の裸は描いていませんが、女神ヴィーナスを描きました 女神は言うまでもなく神聖です、人々が堕落するはずもありません」 この言葉を聞いて教会はその男を釈放した。 エロ絵を作るものと取り締まるものの闘いの歴史って深いんです。 何が言いたいかと言うと… エロくとも良いものは残る! あの平安時代の近親相姦作品だって教科書に載ったではありませんか!(いいとこ沢山ありますし!) 私もぜひいつかそんな作品を作ってみたいものです。

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