ついに来ました。夕空にレビューを書く瞬間が。こんなに遅くなって本当に申し訳ないwwついでに言うとものっそい細かく感想を述べさせて頂きますのでドン引きとかしないでください。 まず冒頭から主人公が名乗るまで。 題名にもある『境界線』について惜しげも無く踏み込み、いったいどんな物語なんだと読者を惹き込む2ページ。個人的に凄く好きです。やっぱり出だしでぐっと引っ張ってくる何かがないと、ページをめくる気にはなれないんですよね。 そしてそこから、読者を物語へズブズブと沈め込んでくるお父さんの異常さについての描写。私自身、小説を書くうえで異常者の描写をする機会が多いのですが、ほんと難しいんですよね。読んでる人にちゃんと伝わってるのかなってビクビクしながら書き進めているのですが、狂気を含んだお父さんの異常さは、気持ちが良いくらいこちらへ伝わってきました。いい感じに気味が悪くて、ゾクっとしましたね 笑 そんなお父さんに振り回され、何度願っても変わらない明日が通り過ぎて……まるで四六時中曇り空であるかのようなどんよりした物語ですが、個人的に私が燃えたのはP.114からの葛藤と、P.131でお父さんの心情を理解してしまったシーンでしょうか。絶対レビューで書こうと、読んだ時にスクショしておいたくらいですから← P.114 『僕』は本当に向こう側に行ってしまったのか、それともまだ踏み止まっているのか。私としてはまだ踏み込んでいないと信じたかったのですが、もし本当に僕も向こう側の住人になってしまっていたのなら……。すっかり感情移入してしまった私を弄ぶように、思考の描写が実に目まぐるしく駆け抜け、見事に翻弄されましたね。ええ。もうハラハラですよ。どっち!?ねえどっち!?ああああぁああどっち!!とか思ってました。 ああダメだ。文字数余裕でオーバーしたのでコメント欄に続けます。
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2. そんな思いで僕自身も精神的に参ってしまい、引き寄せられるように病院へ訪れたP.131。そうか、こういう事か。……で、鳥肌ぶわ。たったこの一言から目が離せず、しばらく眺めてました。こういうの好きなんです。たった一言でそれまでのモヤモヤしたものが掻っ攫われていく感じ。 宗願寺夕空は実在するのか否か。どっちとも取れる展開が繰り広げられ、息を着く暇ありませんでしたね。そしてその答えの鍵を握る夏祭りでは、P.154辺りからがとても好きです。なんといっても礼羽さんがww女子力うっかり発言は可愛いすぎるよww続いてしもやんと和解し、夕空ちゃんの件についてもようやく答えが出て、本当良かったです。実
3. これまでの僕とは考えられないほど真っ直ぐな言葉が本当に格好良くて、ページコメントでもいろんな人が言ってたけどめっっちゃくちゃ格好良かった! ああ…でも私なんかが言うのもおこがましいのですが、やっぱりP.239の『君だけが好きだ!!』がピークすぎて、正直その後2ページに渡る長いセリフは心に入って来なかったのも否めず…。いえ、大事な演説シーンなのは死ぬほど分かるし、今まで何処か冷めてた僕の中にはこんなに沢山の思いが隠れていて、それを全部ブチまけるっていう僕の行動も物語の終盤として欠かせないですし。極端な話ですが、省いたりするのは絶対不可能なのは分かってるんです。痛いほど分かってはいるので
4.ラスト 逆に、死ぬほど切なくなったのがあいつと私と、境界線。ゆかなちゃんが人一倍優しすぎて、それ故の『つかれた』が凄く胸に響きました。僕の気持ちもゆかなちゃんの気持ちも分かるし、ああ、お父さんが病気にさえならなければ。むしろ病気なんて存在しなければって思って落ち込んだのを覚えています。がっつりハマってますねwwもう気分は物語の住民ですからwwちなみに妄想の中では礼羽さんの後ろの席ですから私ww天真爛漫な礼羽ちゃんを眺めるんだーww やべえ、最後気が抜けた。大変失礼致しました。長々と語ってしまいましたが、私のマイリストである『お気に入り小説』のNo.1の座は微動だにしないわけで、本当

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