蒼月

愛されてう~っ!にゃんぼ!すたーお礼文 新歓パーティーその② 奏×新  奏side パーティーの最中、猫耳メイド姿のあらぽんがこっちに向かって歩いてきた。 ずっとあらぽんを見てたからすぐに気がついたけど、すぐに目をそらして気づいていないフリをした。 見てたことがバレちゃったら恥ずかしいし、この気持ちがバレて友達でいられなくなっちゃったらイヤだから。 僕は平静を装って、でも心臓は壊れそうなくらいドキドキしていた。 『やっほ~♪カナ!パーティー楽しんでるかにゃww』 なんかちょっとパーティーの雰囲気に酔ってるっぽいあらぽん。テンションが高いからかねこ語で話しかけてくる。僕はやっとあらぽんの存在に気が付いたフリをした。 「楽しいよ♪あ、あらぽんは?」 聞かなくても分かってる。僕がいない向こうで、楽しそうに他の人と話してたのを見てたんだから。 でも、ちょっとだけ。僕のそばに来てくれたことが嬉しかったから、その答えに期待した。 僕がいないと寂しかったとか、言ってくれないかなって。 『もちろん楽しんでるよ! 萌えがいっぱい転がってるにゃー(∩´∀`)∩』 分かってた答えにいちいちショックを受けるのに、 『てかカナたん!もうすっごく可愛いんだからっ(*´ω`*) オレもネバーランドに連れてってくださいwww』 可愛いとか言われたらやっぱり嬉しくて、あらぽんはずるい。 「あ、あらぽんと一緒ならどこに行ってもいいよ////」 ちょっとだけ攻めてみようと思って言ったこの言葉に、僕の心臓は本当に壊れそう。 『にゃあああああ!ほんとに可愛い( *´艸`)! もうオレの嫁になってくださいwwwww』 あらぽんには何も効いてない。僕はこんなにドキドキなのに。悔しくて、もうひと押ししてみる。 「ぼ、ぼくはその、あ、あらぽんが僕のお嫁さんになってくれたらいいな♪」 えへへと笑って言った僕の心臓は、もう爆発しちゃいそう。 それなのにあらぽんは『可愛すぎる!なんなのこの子(*´Д`*)』って、ただ楽しそうにいうだけで、さらに 『愛しのマイエンジェルカナたんのお願いなら嫁にでもなれる!』 なんてとどめを刺すかのような一言。 続く…

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