りょうこ

題材一つをとっても以前より書きたい物を書かれてるのでは...?とか更に幅の広さを感じた作品です。 夏希の家族としての祖父、想い人としての二郎さん。そしてその人との二度の別れ。 戸惑い揺れ動く心理描写がこの作品の要ならばとても上手に描かれていると 背景には老人の痴呆症という病のこと、戦争当時の悲惨な状況、命な尊さなどよく伝わってきます。 夏子が添い遂げることの出来なかった大切な人との最後の瞬間を笑って過ごす。 一気に読み進め思わずホロリときました。
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