イチ丸☆

社会人になると、忙しいわ疲れるわで小説書く気力が湧かないや。 そんなことより、『ローン・サバイバー』という映画を見てきました。 米軍の特殊部隊、ネイビー・シールズの隊員4人が、アフガンでの作戦行動中に非武装の現地民と思わぬ遭遇をしてしまう。 非戦闘員を殺す訳にはいかないと、現地民を解放した結果…… 味方と連絡の取れない山中でタリバン兵200人以上に囲まれ、絶体絶命の危機に陥るという、2005年に実際に起こった事件を元に作られた作品です。 見てて感じたことですが…… 人間ってあんなにズタボロになっても生きてるもんなんですね。 最初はシールズ隊員が優勢だったけど、数の差で押されて途中からは文字通り崖を転がり落ちながら逃げるはめに。 その過程で指が取れるわ、足に何発も弾丸喰らうわですごく痛々しかった。 岩肌に着弾する音やRPGが炸裂する音とかが凄い怖くて、何回かビクッってなった。 あの迫力は映画館ならではですね。 そして、激しい攻撃を受けて満身創痍になっても仲間を気遣うシールズ隊員に心打たれました。 厳しい訓練を共にしてきたことでかけがえのない“兄弟”となった彼ら。 その絆はどんな状況下でも失われることはない。 それが彼らの最大の武器なのでしょうね。 しかし、現実は非情。 懸命に戦うも、一人、また一人と死んでいく仲間たち。 とうとう最後の一人となってしまった隊員の前に現れたのは…… (ここからネタバレだよー) これまた現地民。 しかし彼らは怪我をしている隊員を見て、怪我の手当をするだけではなく、彼を追ってきたタリバンを追い出し、命懸けで守ってくれた。 なぜか? エンドロールで明かされたのですが、その現地民たちの村には、よそ者であっても怪我をしている人は命をかけても助けるという、古くからの風習があるんだとか。 だから助けた。 それを見て、なんか『乙嫁語り』を思い出しました。 厳しい環境に生きているからこそ、“助ける”という行為をすごく大切にしているのだろうな。 そして彼らからすれば、米軍もタリバンも等しくよそ者なんですね。 そんな人たちの傍で、互いの正義の名の下で戦う両者。 テロとの戦いと聖戦。 彼らからすれば、どちらも迷惑極まりないでしょうね。 色々書きましたが、個人的にはすごく面白い映画でした。 もしこれを読んでくれた人がいたら、是非映画も見て貰えたらいいなー。

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