本編である「先生と下僕な私」未読でこちらの短編を先に拝読させていただきました。私は長編作品を読むとなると「さぁ読むぞ!」という気合いが必要なタイプなので、短編があると気楽に読むことができて個人的には大変ありがたいです。 気楽に読み始めたのに読み終える頃には気楽ではいられない作品にシリーズで続編があると、食事でいうなら前菜を終え、いよいよこれから「●●牛のステーキ200g! いただきますよ。堪能しますよ。これを食べたくてあなたのお店に来たんですからね」とばかりに涎がタラーです。ジュージューと美味しそうな音を立ててお肉が私の前にやってくる。キラキラと光輝くお肉を前にwktkな私がいます。 前置き長くなりましたが、この月子を読み始めた時、最初は正直ちょっと文章がかたいかなという印象を受けました。でもそれは一般的な文芸作品として考えればとくに問題はありません。そういう意味でも様々な年代の読者を抱えるエブリスタで年齢制限したのは正解だったのではと個人的には思います。 月子のキャラクターがとても魅力的でした。 主人公蒼馬、そして読者をも裏切るギャップ展開にこのキャラクター構成が最大限に活きていたと思います。 物語の軸となるストーリーが決して軽くなく明るくもないため、語りは淡々としています。それが金属的な冷たさとなって物語に重厚感を与えているように感じました。 若さ、幼さという熱が蒸発していく様が短編という括りながら、いや短編だからこそ儚く美しく感じられる作品でした。 18才以上の方(笑) ぜひご一読を!
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清乃さん(って、呼ばせてください。) 最後まで読んでくださったことだけでも本当に感激なのに、こんな極上のレビューを書いて頂いて、身に余る光栄、と言うか、一読してうるっと来てしまいました。 本当にありがとうございます。 ページを捲る手が止まらない小説ってありますが、この「月子」は完全に逆かも知れません。 短い癖に、うだうだと面倒くさい主人公蒼馬に匙を投げた読者もいらっしゃると思います。 なので、こんなお褒めの言葉を頂けるとは露程も思っておらず、閲覧履歴の日付が新しくなるごとに、わっ、読んでいただいてるんだ、と小躍りしていました。が。 読んでくださっていてありがとうございます。とコメ
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巴世里さんこんばんは。レビュー喜んでいただけて私も嬉しいです(^^) ちょっと偉そうなことを書いてしまったので不快にさせてしまったかも…と実は心配でした(^_^;)(だったら書くなよ) 巴世里さんの作品には私にはないものがたくさんあってとても勉強になりました。 呼び方、清乃さんと呼んでいただけるの嬉しいです。改めてよろしくお願いします(*^^*)♪そして拙作にもご丁寧なレビューをありがとうございましたm(__)m 感想やレビューいただけるのは本当にありがたいので何度も読み返してしまいました(*^^*) 妄想がチャージできたらまた書きたいなぁなんて思っております。本当にありがとうございました
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