飴猫 ヴィ

妖怪の賢者は幻想郷に最悪の者を招きいれてしまった。 「あなたのその能力、私の下で役立たせてもらうわ。」 対する少年は不敵に笑う。 「幻想郷…ねぇ。興味ないや。さっさと帰してくれないかな?」 「無理な話ね。大人しく協力しなさい。」 「…………。」 静寂が訪れたと思えば、少年はそのままけろっとした顔で妖怪を見つめた。 「八雲さんだっけ?あんたの考えは軽率て、浅はかで、愚行で、単純で、短絡的で、いい加減で、そして何よりもこの負完全の僕を利用しようなんて考えが…愚かしい。考えなかったのかい?不測の事態を、最悪の結果を、そして最低の結末を。」 「僕の大嘘憑き(オールフィクション)はあらゆる事柄を無かったことにできる。例えば…この世界を囲む結界とかね。」 東方大嘘憑。近日執筆開始。 なーんてね。

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