rossony07

 私とディーを誘い出して……といったところですか。  それはそれで良いですね。 「……もしもし、エーフィンですか? 外には行かず……えぇ、分かっていましたか。ならいいです」  病院の外に出ると、暖かな日差しが私を出迎えてくれました。  周囲が騒がしいですね。  なんだ、思った以上にあっさりとしているじゃあありませんか。  ディーも恐らくはそう思っているのでしょうね。  ……また、嫌われてしまいますね。 「お望み通り、出てきました。だから……遊びましょう」  懐から銃を取り出し、幾多もある樹の一本へ向け、幹のど真ん中へ銃口を向けます。  そして、迷うことなく引き金を引きました。  轟音、そして命中。  ……相変わらず衝撃がすごいです。火力だけを求めたらこの銃に行きついたとはいえ……。  ですが、これで賽は投げられました。 (ディー。貴方は一体この状況でどのように立ち回ってくれるのですか?)  できればそれが私の予想通りにならないように。

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