市丸あや

  作品拝読させていただきました。言葉の森の市丸です。 総評としては、描写は丁寧なのですが、今誰の視点で話が回っているのかが、いまいち分かりにくかったです。 それぞれの視点を描きたいなら、現在の主人公目線を変えるか、主人公目線を貫くのなら、回想録のような…出来事を振り返っていくような書き方が、良いのではと感じました。 特に17P~18P、自分と私が入れ替わったので何となく目線が変わったのは分かりましたが、これは…もう少し導入を入れてもよいかと思います。 全体的に、少し展開が早いかなとも感じました。 主人公が図書館で出会った女生徒への想いを、何度も出会って色んな話をしていくうちに引かれていく。けれど、彼女は何かを隠している。 同時に彼女も、主人公に好意をもちながらも、本当の自分を打ち明けられないでいる心の葛藤などを、核心に入る前にもっと入れた方が良いのでは?と思いました。 司書さんの扱いが少し乱暴にも感じました。 他のキャラにしてもそうですが、全体的に物語の為にただ『いる』文字が人の形をしている。 そんな印象です。 文章力はあるなと感じました。 それだけに、キャラクターが形を成していない風な雰囲気が少々残念な気がしてなりませんでした。 長々と上から目線失礼しました。 頑張って下さい。  
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貴重なコメントありがとうございます。頑張ります。

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