白羽莉子

 ぼうっとしていると、頭の中にふと入ってくる社会科の用語。別に意識している訳ではないけれど、知らないものを調べようとすると、結局繋がる専門用語の嵐。子どもに教えるには大量の知識が必要ではあるが、ここまでくると笑ってしまう。家で一人で笑っていたら、それはただの奇人であるが。  夢を追いかけて早何年経ったかも忘れた。その実現の為に必死で手を伸ばしてつかもうとする知識。荒波の中で息をするのも必死だというのに、頑張っても頑張っても、たくさんのものを取りこぼす。  変わらないといけない。知識をたくさん持って大人に成長しないと。必死に背伸びしても、結局届かない沢山のもの。  きっといつか届くと願って、今は必死に走って行こう。
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