閲覧数が少ないので読ませていただきました。 スマホ大賞の選考基準がよくわからない私には”小説としてどうか”という基本的なアドバイスしかしてあげられませんので、その点はご了承ください。 まず、地下格闘技という設定は悪く有りません。 一昔前のアメリカン・マフィアあたりの話に有りそうな設定ではありますが、100Gという通過単位が出てくるところを見るとファンタジー世界なのでしょう。 問題はやはり格闘シーンということになると思います。 人が命を掛けて戦っているという緊迫感が伝わってきません。 相手を殺すか、自分が殺されるか、この極限状態を伝えるには文章が軽すぎる気がするのです。 「死ねやコラ~!!」「うりゃ~」「そら~」 命懸けで戦っている人のセリフとは思えません。 血走った目で、無言で(発するとしても言葉にならないような奇声や怒声)、襲う方も襲われる方も恐らく極度の興奮と恐怖で身体は震えている。 更に言うと、手首を切断された痛みは恐らく想像を絶するもので、特殊な薬物等で麻酔でもしていない限り、絶叫してのたうち回るはずです。痛みとショックで気を失ってもおかしくない。 設定自体は悪くないので、もう少しシリアスに、痛みや恐怖が読者に伝わるような書き方に変えてみてはいかがでしょうか? ただし、スマホ大賞というイベントにそういう書き方が適しているか否かは私にはわかりません。 軽く、薄く、チャラく、時として人の死や痛みでさえも他人ごとのようにサラッと書き流すほうが良いのかも知れません。 あと、設定はなるべくきっちり造っておくことをオススメします。 試合後五分経過で一つ目の武器が現れる。8つの武器はどこに有るかわからない。 それならなぜ相手は最初から二本のサーベルを持っていたのか? この辺りの設定は作者がきっちり作っておかないと、読者には納得してもらえないので、ルールは細かい部分まで作者の頭のなかで作りこんでおきましょう。 少し厳しい話になってしまいましたが、クサらずに、直すべき所は直し、スルーするところはスルーして(私の感想を全て受け入れる必要は有りません。自分で、確かにそうだと納得した部分だけ修正すれば良いのです)、作品の完成度を少しでも高めていってください。 まだ出だしなので、星評価はしません。
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