ビリー

 ども。追加で感想ということでしたのでやっていきます。  まずは終わり部分についてやっていきましょうか。  なぜ、darknessに比べbrazeは締めの感触が悪いのか。これは単純に言って、マイナス色の強い形で終わるからでしょう。  darkness(以下D)では、途中悲しいことやツラいことはあったものの最後には主人公の目的を達成した形で終わっています。ここで読者に与える印象は、どちらかと言えばプラスです。要するに後味の良い形で締めくくれているわけですね。  対してbraze(以下B)は、最大の敵を倒せたもののヒロインは変わり果てた姿になってしまったというマイナスな終わり方をしています。マイナスで締めるということは、後味悪く終わりがちですよね。  つまり、問題点はわりとシンプルです。DとBの違いは、ある程度書き切ったゆえに読者に与えた印象。それが心地よいものかそうでないか。これだけです。  さて、ではBをストーリーを変えないまま修正するにはどうすればいいのか。  問題が単純ということは対処法もシンプルで、もっと濃密に主人公とヒロインの語らいを書いて、無理矢理プラスの印象に引っ張りこむ。これしかないでしょう。  物語の終わりというのはメインディッシュです。ここが美味しいかどうかが、そのコースの良し悪しを大きく左右します。「終わり良ければすべて良し」なんて言葉もあるほど、それは重要です。意識しすぎるのも良くないですが、必ず頭の片隅に残しておきましょう。  文字数ヤバいので次に続きます。

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