廃人やね

それから昼休みになり、食堂でまた高山と昼食をとっていた。 鹿角「あぁ、そう言えばさ。昨日うちのクラスにも転校生が来たんだが今日は休んだんだよな」 高山「へぇ、他にも転校生がいたんだ」 鹿角「それがさ、どうやら昨日帰宅中に誰かに後ろから襲われて意識不明らしいんだよ」 高山「物騒だね。そんなコミュニケーションの欠片も感じない一方的暴力は僕嫌いかな?」 鹿角「まあ話を聞くとあんまり同情は出来んがな。襲われる前にクラスメートにいちゃもんつけてたらしい」 鹿角「それが自分は金を払えとクラスメートに脅されたとかクラスで苛められたという言い分で逆に脅したらしい。正直自作自演だと分かっていても告発するには早すぎると思ったよ」 高山「まあ期間が短いから証拠は少ないし貰ってないと言ってしまえばそれまでだしね」 鹿角「そしてこの襲撃も狙ったかと思えるようなタイミングで起きた。意識不明だからそこは本人からしたら予想外だったと思うけど、奴が目を覚めたら襲われた事を根拠として使うだろうな」

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