雪風

作品、読ませてもらいました。 良い意味で王道な内容に読みやすい文章がとても好印象な作品でした。個人的に、多数の竜が登場してしっかり設定もなされているのが良かったです。 しかしながら、作品の根幹である竜に対する説明や描写が乏しく非常に想像し辛い。というかできない。なにより致命的だったのが、主人公のパートナー竜に対する説明・描写が無いに等しいことです。 物語の根幹部なのですから、竜の説明を短いたった一文で終わらせるのではなく、他の文章よりも力を入れて書いてほしいところです。それが主人公のパートナーや物語のキーパーソンの竜ならなおのことでしょう。 あと、バンディーグ戦でサーモグラフィーという表現がされていましたが、サーモグラフィーは現代の科学で生み出された装置です。果たして架空のしかも竜や魔法が飛びかうファンタジーの世界でそのようなハイテク装置が存在するのかは少々疑問で、違和感がありました。 もし本当にサーモグラフィーに近いものであれば、その原理上火球では到底誤魔化せませんし。 やや批判的になってしまいましたが、おもしろい作品でした。今後は、竜や人物の体長や特徴・雰囲気などの描写を大幅に増やして、魔法の存在を活かせる設定にしていくといいでしょう。 執筆頑張ってください。

この投稿に対するコメントはありません