赤羽道夫

タイムトラベル物は、周到に準備・構想を要し、かつ高度な構成力が必要なお話です。それは推理小説にもいえることですが、だらだらと筆の運ぶままでは書けない。 だから、なかなか挑戦する人の少ないジャンルかもしれません。 そこを正面から挑んだ本作は、それだけでも評価に値すると思います。 タイムトラベルがあってこそ可能なストーリー展開と、その理屈付けは、読者を納得させられるものがあります。 短編ですが、その設定を生かされています。 惜しむらくは指輪の謎。ぜひ解明してほしかった。存在感のあるエピソード故、読者もそこに注意が向きます。それを放置しないで、きちんと書いてほしかったです。
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丁寧なレビューありがとうございます。 指輪については決して放置したつもりはなかったのですが(^_^;) 加筆する際はもう少し練ってみたいと思います。 やっぱりタイムトラベルものは難しいですね。

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