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無彩色の境界で、かくも多様な花が咲く
熊川直孝(クマガワ ナオタカ)
2014/5/17 12:27
【再読&再掲載・レビュー追記】 あまりにも……あまりにも、反道徳的かつ挑戦的な異色のミステリー! 殺人が目的かつ手段であるという、凡人には思い付かない逆転の大前提。 冒頭のあの推理小説界の最高権威公募賞(実は僕も応募したことがあります)のパロディ(笑)から、思わず引き込ませられ、文壇デビューした彼が、某芥川賞受賞作家のT氏のごとく、不遜な態度で我々の前に登場するのも痛快です(笑) 小山田警部補の心理学的クイズを投影したような、直後に発覚した怪事件。 殺人方法もさることながら、対照的な二人の《悪の天才たち》が仕掛ける、死に彩られたストーリーから目が離せません! 【追記分】 この作品の中に引用される猟奇的事件の考察、それに附随した「犯人は猟奇的な部分と冷静な部分を併せ持つ」点の示唆シーンは、読んでるこちらがゾクリとしました。 倒叙ミステリーの「犯人側視点」と「捜査陣視点」両方が楽しめ、目が離せません。 小山田の追憶の事件、7つの大罪見立てなども巧みですが、個人的に(かなり個人的ですが)身を乗り出したのは、北九州市が出て来た箇所です(笑) 淀川賞ならぬ「江〇川賞」に僕が応募した際、偶然北九州市を舞台にした作品を書いていたもので(笑) 熟読次第、また改めて追記レビューにお伺いしますね!
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冨森駿
5/17 14:18
再びのレビューありがとうございます! 江戸川賞の応募経験がおありとは( ; ゜Д゜) よもや北九州が舞台とは! 不思議なご縁を感じます(  ̄▽ ̄)
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