Choco

息抜きじゃなく、本腰を据えて読みたいお話。 読むために時間をかけ、理解するのにまた時間をかけて何回も読んで。 そうやって丁寧に読んだ後の読後感はため息ものです。 生を受けたときから決して祝福を受けていない主人公。 その歩んできた人生も決して幸せとは程遠くて、いつになったら幸せが訪れるのだろう、と思いながら読み進めていってのあのラスト。 どうしようもない孤独の中で主人公が辿り着いた境地は心に染み入るものがありました。 “生”と“善悪”について考えさせられるような作品でした。

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