カイジ

 本当は完結してから書こうかと思っていたのになぜか今書いています。  なぜこれがここまでの人気しか出ていないのか理解ができない。  これは面白い。  少なくとも俺は胸を張って友達に勧める。  良くも悪くも真っ直ぐ過ぎる主人公。  そんな主人公と仲良くできる友達。  主人公と一緒に変わろうと、努力する友達。  そして、なにより、万能主人公を肯定する。  最近脇役が万能主人公をネタにして否定する作品が増えるなか、この作品は肯定する。  否。肯定も否定もする。  ある一人は言った。  自分は脇役だと。  だが主人公は言った「全員が主人公だ」と。  そしてある一人は言った「全員が主人公でも一人が特化してたらそれ意外は限りなく脇役に近いのでは」と。  それに対しての主人公のセリフはきれいごとなのかもしれない。  でも、恥も端も知らない男達だからでこそ見えない何かを見させてくれる。そんな小説。  もっと人気が出ることを祈りつつも出来れば誰かには教えたくない良作。  星が4なのは完結してからまた書き直す布石。

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