■□■□

何も言わぬ物だけれど、それは人間の記憶よりも鮮明に何かを物語っていると思わされる物も沢山あります。東京にもいまだに空襲のあった時に残された人間の脂が焼けた跡の残る橋もあります。 そんな悲しい記憶を持った片耳稲荷ですが、それらもきちんと耳を澄ませて聞こうとしなければ、いつまでも消化出来ずに風化してしまうかもしれません。 戦争も災害も決して忘れて良いモノではないんですよね。忘れず心に刻みつつ、片耳稲荷さんにはまた新たな幸せな記憶も重ねて欲しいと思いました
・1件
コメントありがとうございます。 ホラーじゃない作品でしたが、丁寧に読んでもらえて、 きっと片耳稲荷も喜んでいると思います。

/1ページ

1件