花崎 蛍

さて、粗探しでも構わないとの事でしたので筆を携えて参りました。 6月の課題作品であると言うのに、今更ではありますがレビューの方させて頂きます。 五つのワードを違和感無く盛り込んでおられますが、やはり振り回されて綻ぶのは仕方無いかと。 特に終盤に掛けての言葉足らずを感じたでしょうか、幻想的なシチュエーションに神秘的な藍色の石。 それがもたらした事柄がやや曖昧に簿かされている気がします。 読めと言われれば前世でも連れ立っていただろう事が想像は付きますが、味気無さと言うか物足りなさを私は感じました。 書かない美しさは確かにありますが、ワード毎の意味付けとの対比が違和感になってしまっているのではと。 またそこの意味付けに説明臭いものが付きまとってしまっている様な気もしますかね。 ストーリーの運びはワードを絡めながらも上手く進んでいるとは思うのですが。 結婚を視野に入れる二人のリアルな心理と、前世を気にする二人の描写が第三者である時春さんから語られる前に触りだけでも欲しかった気がします。 ですが、全体としては柔らかな優しい雰囲気に包まれ。幻想的、神秘的な見せ場には嘆息すら出る様な光景が目に浮かぶようでした。 美味しい一作を有り難う御座います、御馳走様でした。
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ほたるん、レビューをありがとうございます。 ワードに拘りすぎて、肝心な部分(藍色の石)で描写の物足りなさと、二人の心理描写。 なるほど、そうですね。 7月のお題では、そこを踏まえ創作してみようと思います。 レベルアップのためのサークル作品ですから、辛口レビュー有難いです☆ わざわざ時間を割いていただき、本当にありがとうございました。

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