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雲雀は謳う
天欄
2014/7/6 20:36
彼女の声の描写が良かったです。 サウンドノベルなどならいざ知らず、やはり文だけで五感に伝えるのは難しいことだと思います。 彼女の声の描写にはチェンバロに関連させたのだと思い、綺麗だなと思いました。 なんとなく、自分は鳥に自由な印象を抱きます。 それでも、鳥籠に閉じ込めることの出来る鳥、出来ない鳥、自由にも縛られた自由と本当の自由があることを感じさせられました。 あとは、「彼女」がずっと人として見られていないかのように感じました。 「旦那様」は金糸雀。つまりペットのように扱っている。 「私」は「彼女」を『調度品のよう』と表現している点ではその点ではモノではなくヒトとして見ているのだなとは思いましたが、最終的には「私の罪」と認識しているのかなと思い(^_^;) 貧しい自由か、いくらでも着飾ることの出来る鳥籠か。 鳥籠は虚構の世界。所詮作り物。自分は貧しい自由を選ぶかもしれません。 実際にならないとわかりませんが(^_^;) 読み終わったあとは、小説を読んでいるはずなのにクラシック音楽を聴いているような感覚になってしまいました。 荘厳な雰囲気というのでしょうか。自分の思うクラシックに似た雰囲気があったからそうなったのだと思います。 ということで、レビューのお礼です(^ ^) 評価するの下手で、すみませんm(_ _)m
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天欄