年越し煎餅

日吉大社と猿 日吉大社とは山王とも呼ばれ比叡山の麓である坂本にある山の神の本宮である。 元は日吉大社は日枝(ヒエ)神社と言い比叡(ヒエイ)山の隣の牛尾山に祭られていた。 この日枝神社を比叡山へ祭ったのは、牛尾山の麓で産まれた伝教太師最澄である。 日吉大社の使いは猿。 神猿である。 この猿は意外と日本史の中に関係してくる。 猿と言えば、豊臣秀吉。 豊臣秀吉の正体を後の歴史家は、様々な説を唱え検証してきた。 しかし未だに謎多き人物である。 しかし一方で日吉大社の猿の見方を変えれば様々なものが見えてくる。 それは神猿に対して逆の鬼。 比叡山の周囲を見渡せば、鬼に関連するものが多い。 代表的なものは、鬼の末裔である八瀬童子であろう。 神輿も日吉大社が発祥で、神輿を担ぐ者も鬼と呼ばれた。 童話では、鬼退治をする者は童が多い。 民俗学では、鬼と言う者は翁か童を指す。 歴史上の人物でも鬼若と呼ばれた比叡山の僧である武蔵坊弁慶も有名だ。 豊臣秀吉の死後、徳川家康が江戸幕府を開いた時代。 多くの○若と付く人々が集まる。 その中には比叡山と尾張の中村に縁がある者も多かった。 現代でも有名な人物で言えば、猿若勘三郎だろうか? 後に江戸で歌舞伎の中村座を開く初代中村勘三郎も、その中の一人だ。
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