弭田

何事も適材適所なのでしょう この物語の人物たちは 表面的適材適所を弁えた方ばかりですが 内面的それには疎かったのだろうと思います 決定過程の民主性と決定内容の民主性という 数週間前に授業で習ったことを思い出しました 周りの同意を得た上での決定だったにも関わらず 蓋を開くと個性の保障のなされていないもの どう申しましょうか... この物語で、使用人も旦那様も 「この娘の声が気に入った」と意見が合致した上で 彼女を雇ったはずだったのに、いざ使い始めると 彼女の声を十二分に発揮させられないものでした 本質的な彼女を理解した上での結論でなかったために 最終的な調節で狂ってしまった惜しまれる切なさが とても透明に、すとん、と胸に響いてきました それこそひとつの歌のように流れ 読みやすくも印象深いすてきな作品を ありがとうございました
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レビューありがとうございますヾ(o´∀`o)ノ 短編苦手で、半泣きで頭抱えてひねり出した作品です。 短くまとめるのって、難しいですね(泣)
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