濫費されたゲーム性ガジェットのおはなしを誰か僕に話してくれましたが、すっかり内容は覚えておりません。  ただ膨大な理知、数多の入れ子細工・オブジェ・観念をかき分けていく内に達したひとつの思いがあります。  それは優しさです。現に僕は、二時間半ほどのこの探求に畏怖を何ひとつ感じませんでした。まるで少年のように読んでおりました、そこにあるものをただ触ったり見ながら。多分ピンセットか何かで触れる前に抜いてあったのでしょうね。そのかわり――これはその前に一本読んでいたからわかったことなのですが――どうやらそれは立体的に配置されているようです。ええすみません、だらだらと書きすぎました。  気は済みました。  このような素晴らしい作品を読ませていただき、本当にありがとうございました。

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