余りに素晴らしい群像劇。  読者はこの中で危険なまでにコミットする。Ilias.猫柳氏の言に胸を焼く。殊にラスト、僕は章題を見て瞬時に予期できていながら、完全に震えた。これは発見だ。  否、はたしてそうだろうか――きっとそうだ。この物語を読み終えた時、詩人は詩人に、音楽家は音楽家に。画家は画家に。ああそうだ、そしてあなたはきっと、途方もなくあなたになる――  そんな物語でした。なんだかお腹いっぱい食べさせてもらった気分。読ませていただき、本当にありがとうございました。
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レビューありがとうございます。次々と拙作を読了していただき嬉しい限りです。狂々さまからレビューをいただくたびに自著を読み返しているため、過去を振り返るよい機会になっています。重ねてお礼申し上げます。感謝・ω・

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