歴史に人在り。 そしてその一人ひとりに、また物語があり今の時に繋がってゆく。 史実に基づきながらも、無知な(設定の)紫穂を通して、読者に分かりやすく教えてくれています。 読者の素朴な疑問を紫穂が問い、そんな妻を愛しく思いながら新太が解説をする。 よく10ページという中に収まったものだと、感服いたしました。 夏休みに、学生さんや子供たちに読んで欲しい物語です。 短いので、読書感想文にも良いかもしれませんね。 後書きにも大切なことが書かれているので、最後の一文字まで読まれる事をお勧めします。 尋子夫人を終生愛した光圀は、もう居ない彼女を愛しながらも逢いたくてたまらない事もあったのではないでしょうか。 後書きの村上吉子を傍に置きながら、吉子が幾つだから尋子はいま何歳。 なんて、亡き妻の面影を追っていたのでしょうね。 切ないです。 一度ではなく、何度か読んで欲しい作品ですね。 長文失礼いたしました。
1件・2件
おはようございます。 真摯なレビューを、ありがとうございます。m(__)m この作品を、こんなにも評価して頂いて、むしろ感激しています。 蓮花さんの清らかさが伝わりました。 僕は思うのです。 光圀と泰姫は生まれ変わり、仲の良い夫婦として、或いは恋人として、この世に居るかも知れない。 あの光圀公が、泰姫を不幸なままに放置する筈がない。二人の魂は求め合い、時を経て巡り会ったに違いない。 これは、推測です。 心のこもったレビューを、ありがとうございました。m(__)m
1件
こんにちは。レビューが夜遅い時間になり、申し訳ありませんでした。 光圀公と泰姫の生まれ変わり。 本当にそうであって欲しいですね。 清らかなのは、天川さんの作品と、光圀公です(*^_^*) わたしは普段は軽いタッチのラブコメを書いていますので・・・ その中でも、想いに対しては真摯でありたいと思っています。 誰か一人の人を愛し続ける事の難しさ、その想いの強さ。 それを表現できるように、努力中です。 人も歴史も。 その根底にあるのは、愛なのでしょうね。 素敵な作品に出会えて、感謝しています。 もしよければ、また作品を読ませて下さい。 台風も近付き蒸し暑くな
1件

/1ページ

1件