Satori

2作品投稿お疲れ様でした☆ 命の限りとともに大金でもあるカードを手にいれ、それを好きな人の為に使おうぎりぎりまで側にいようという強さが有ありながら(だから、カリンの『お願い』を聞いたのかな、と想像)、彼女の前からいなくなってしまうのは優しさだけでなく、死を前にした人間の弱さなのかな、と。 18歳の彼女はまだ人間を知らなくて、素直な受け取り方だけをしたから綺麗な物語に纏まっているけれど、視点を変えて読み直すと人間の葛藤がちらりと覗く。 大学の電話対応した方。ちょっと怖いですね。 作品が一人称だから、カリンの言葉では何も触れていませんが、マネーカードが何か認知しながらあの言葉。『死』をありふれたものとして処理する大人と無垢な子供の対比になっていて、良かった。 こういう裏読みする楽しさを残すのが美森作品の醍醐味。 面白かったです。ありがとうございました。
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satoriさん、『永い午睡から目覚めたら』にレビューをありがとうございました。返事が遅くなってしまい、ごめんなさい(え?期待してなかった?w) ふんわりと纏めた話に、ほんの一匙だけ垂らした毒気に気づくのはさすがですね(笑) その部分は、以前似たような業種に携わる人と話した時に感じたことで、当人たちにとっては悲劇でも、視点を変えれば単なる厄介ごとだったり他人事でしかなかったりする。 そのことに、背筋が粟立つような感覚を覚えたのです。人間って怖いもんだな、って思いました(笑)。 今回、まだまだ幼いカリンの視点のみで書いてるけど、私は宗介は結構酷いヤツだとも思っていて。 そんな作者の考えとは
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