新作を書いてます。とのコメに、どんな作品なのかしら?と、作品を拝見してびっくり。 帰蝶、信長、光秀の歴史小説とは・・・。 読んでみて更に唸りました。 この三人の共通点は、謎が多い事・・・。 特に、本作の主人公(ヒロイン)であろう『帰蝶』は、ほとんど公文書に残らない謎の女性・・・。 信長の子、信忠、信雄を生んだ吉乃と信長のエピソードは結構残っているのですが・・・。 佐和さんらしい、まるで小川のせせらぎの様な優しい文体と、過去の作品でおなじみの、男女の表現・・・。 佐和さんにしか書けない作品だと思います。 信長、光秀の結末は歴史が物語っていますが、分かっていても続きが待ち遠しいのです。 この三人がこれからどう動いていくのか・・・歴史ファンとしても楽しみなのです。 素敵な作品を有難うございます。 佐和さんの描く『帰蝶』にドキドキの・・・新田 遼 より。 ~追記~ 佐和さん、完結おめでとう御座います。 お疲れ様でした♪ 史実パートは、出来の良いノンフィクションのナレーションを聴いている様な心地よさ。 そして、信長と言う『覇王』を題材にした作品の中にありがちな『動』ではなく、敢えて『静』をイメージした語り口・・・。 これは、大人が読んでこそ味のある作品です。 そして・・・本能寺の黒幕も気が付いたら頷かされていました・・・。 そして、歴史物は資料を集めたり読んだりするのは誰でも出来ます。 大変なのは、その知識を咀嚼して自分の文章にする事です。 この作者様はそれを見事に成し遂げ、緻密な金細工の様な丁寧で品のある文章にしています。 感服しました・・・私も歴史好きですがこういう品のある文章は書けないでしょう・・・。 光姫琥太郎さんが、『遼ちゃん、佐和さんの新作観た?』と、興奮したようなコメントを頂いてから約1年・・・追い続けていて良かったです。 素敵な作品を有り難う御座いました。 改めてお疲れ様でした♪ 遼さんより。
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