【コメント】

アンチロヂック・ドラマシアター

バスケットボールが床に跳ねる音、卓球のカコンカコン高く響く音、演劇部の発声練習、管楽器のロングトーン、教室から漏れてくる笑い声……方向性の違う色んなものが混じり合って生まれるそわそわとした学校の雰囲気。リアルでいつの間にか同調してしまう登場人物。読んだあとに、じわじわと蝕まれます。つい、窓をあけて深呼吸したくなるような、胸の苦しさを感じます。今では忘れかけている満たされない空虚感や焦り、優越感と劣等感、そんな10代特有の危うさを思い出しました。通常運転ににやりとしたのは私だけではないはずです。期待たっぷりで読みましたが、期待に応えてくれる基さん素敵です。

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沢村基 2014/9/3 20:10

岡田朔さん、レビューありがとうございます。短い文章の中に詰めこんだものを、余すところなくすくいとってくださり、感激です。正直、伝わるのか…と悩みながらでしたので、共感のお言葉をいただけると、本当に嬉しいです。通常運転、楽しんでいただけたようでよかったです。(^w^) 素晴らしいレビュー、ありがとうございました。

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