人間椅子

レビューを書こうとしたのは一月ほども前ですが、うまい言葉が出てこず一旦諦め二度目のチャレンジです。 私は通常異世界を舞台にした物語は趣味ではありません。 この作品はたまたまだったんです。 何故なら、その手の物語は大抵必然性のない背景が漠然としていますし、縛りがないので何でもありですから、そんな世界で何が起ころうと、どう同調すれば良いのか分からないからです。 人らしき物が虫けらのように殺される中で、どうしてメインキャラ達だけに人間としての共感が生まれると作者が考えているのかサッパリ理解できないんですね。 なのにこの作品には、かなり違う感覚を持ちました。 どうやら三つ目や有角らしくはありますが、それ以外はまったく人間です。 超能力も超人も出てきません。また神や悪魔や巨大な怪物も現れず、食うために働かなければならないようです。 そんな地味とも言える異世界において、骨格をなすストーリーはと言えば、これはもう完全な人間の物語ではありませんか。 どうして作者は、ワザワザお子様向けとも言えそうな世界観に、この物語を置いたのか?前回はそれが分からずレビューをやめました。 しかしやっと分かりました。 なるほど!!良かったんです、お子様向けで 、これは必然性があってそう設定されたことだったんです。
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こんばんわ。 レビューありがとうございます。 おっしゃる通り、この話は、酸いも甘いも噛み分けた良い大人にわざわざ読んで頂くような内容でもありません。 人生経験豊富な方にとっては、言わずもがな、というところでしょう。 そういう意味では子供向け、と言えるかも知れません。 ただ、そのために意図的に異世界ファンタジーにした、と言う程カッコ良いものでは有りません。 こういう話を現実世界の話として書くには私の筆力(たんに文章技術と言うより、知識・経験・人間力)が不足しているから異世界にしたというだけです(^^;;; 三つ目や有角の設定は無くても良かったんですが、肉体の一部が異なる相手は自分達にと
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読みが外れました(笑) まあ、私個人の感想であると割り引いてください。 あのエッセイについては、寧ろあなたの仰る通り、無言の方々に判断して頂きたかったというのが目論見でした。 あの方も仰いましたが、どうせ私なんか読み専ですから失うものはありません。 またアチラサイドも読み専故に…という方が多くだからこそなのでしょうが、事実クリエが犠牲になってしまわれたようです。 コジツケに聞こえるかも知れませんが、この作品に似ているところがあるように思います。 【一人で二十人も斬れる訳がない】…普通に考えれば当然の「理」が、時に失われる事があります。 現実世界でも同じことが頻繁に起きていますが、ど

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