貴婦人A

 プロフィールの自己紹介文を更新致しました。  今現在の私のEエブリスタへの向き合い方を書いたつもりです。  エブリスタ利用開始当初は、ここで自分の作品を知ってもらう為には、イラストを必ず入れたり、どんな年齢層にでも分かりやすく噛み砕いた文章でないといけない、と思いながら小説を書いておりました。  しかし、心のどこかで、私が書きたい小説はこれではないというモヤモヤがいつも残っていたのです。  実際、エブリスタで自身の書いている小説の閲覧数や、しおり数を見てみますと、私が本当に書きたい思いを書いた作品よりも、表紙や挿し絵に漫画タッチなイラストを入れた作品の方が、圧倒的に閲覧数もしおり数も多いのです。  私が本当に書きたいのは、現実離れした設定の少女漫画のような作品ではなく、物語の根底に”人間の情念"を置いた作品でした。  しかし、誰も受け入れてはくれないだろう。読んではくれないだろう。という負の感情から、私はここ半年程、エブリスタから離れておりました。  それでも連載中の作品を中途半端で放り出す事は、読んで下さっている方々に失礼だ、という思いは常にあり、ある日、とある作品を更新した所、コメントを下さった方がいました。作品の更新をずっと待っていた、と。それに続けて、他にも暖かい言葉が綴られていました。その作品は、私が本当に書きたいと思った"人間の情念”を書いていた作品でした。  この時ほど私がエブリスタで書いていて良かった、と思った瞬間は他にありません。  半年も身勝手な都合で連載を中断していたのに、待っていてくださった方がいた事。  素直に嬉しく、心から有り難く思いました。   百人、千人に批判されたとしても、見向きすらされなくても、ただ一人でも、私の作品に何かを感じてくれる人がいる限り、私は表現し続けよう。そう決めました。  2014年秋以降、しばらくは古典文学や歴史を題材とした長編小説を主に書いていくつもりです。  古典文学や歴史の中には実に様々な人間ドラマがあります。そこから学ぶ事のできる人生の教訓や得られる感情が沢山あります。しかし、現代人は古典文学や歴史をあまり知らないというのが実状であり、それは大変勿体ないと思うのです。  小説ですので著者個人の解釈やアレンジも加わりますが、少しでも古典文学や歴史に興味を持つ人が増えるきっかけになれれば、と思います。  
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