若菜りお

今年は、涼しくなるのが早くて、横浜の自宅に戻って、不自由ながら、身体的にも、気持ち的にも楽な毎日を過ごせています。 私にとっては、長く苦しかった春夏が、ようやく、終わります。 春夏の暑さで化学物質の揮発が上がりやすい季節は、息をするのも苦しい毎日でも、冬の訪れると共に、楽な日もまた訪れます。 もう何年も、例えば高校に入学をして卒業をしてもまだ有り余るような時間を、病床で過ごし、何も出来なかった私は、ただ空っぽのまま、苦しみ、憤り、遠くを眺めていたように思います。 働くことも、夢を抱くことも、ただ日常生活を送ることも叶わないまま、、、 苦しさでもがく中で、足元にあった大切なものを踏み倒してきてしまいました。 今、顧みて、こうすれば良かったとか、もっと楽に生きられたのではないかなとか、思うこともあるけれど、その時は、きっと、そうすることしか出来ず、、、 今も、時々、、、自分の力で日常を送れない毎日に、急に空っぽで孤独な自分を感じて、憤り、苦しみ、嘆いたりするけれど。 今ならば、、、と、思えるようになったのは、私がようやく、身体的にも精神的にも、支えにも、恵まれるようになり、ここまでの回復に至ったからなのだとも思います。 好き と言うには、軽すぎて、愛 と呼ぶには、未熟すぎて、、、 甘い美しい世界とはほど遠い、厳しい現実の中で、、、 それでも確かに、与えられ、委ねられ、受け取り続けたものは、"あい" でした。 こちらで長い間連載させていただいていて、病気で綴ることもままならなかった "この空の下で" (改題) ですが、本日をもって連載終了させていただく運びになりました。 次に この小説の情報をこちらに掲載する際は、書籍化情報としてお伝えすることが出来れば良いなと今は思っています。 連載からの長期に渡り、毎日 スターをくださった 雪原みほさん、病床の大きな支えとなっていました。本当にありがとうございます。 今まで本作品を長らく応援してくださった皆さま、ありがとうございました。 エブリスタとは別な場所で執筆活動を続けながら、またこちらでも新しい小説を書いていきたいと思っています。 尚、自分の生きるべき未来は、遠い空の下ではなくて、それでも、尚、この足元にあり続けるのだと、、、、今は感じています。 "この空の下で" 若菜りお
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