パフィオ

SideA毒のアリス完結おめでとうございます。 毒アリ、割と序盤の方から読み続けてきました。長い付き合いでした。 とても個人的な話ですが毒アリが公開された年から私もここで執筆活動をしてきたのでそれだけ毒アリには非常に思い入れがあります。いつもどうやったら黒墨姫さんのような文才を手に入れられるんだろう、と頭を抱えてきました。 頁を開く度に綴られる重厚な文章。これこそが私の求めていたブラックファンタジーだ、と思いました。 終盤は、この作品のテーマが『狂気』であるだけにバッドエンドもありそうだ、と覚悟を決めて読んできましたが、取り敢えず雅ちゃんは、救われたので、良かったです。ラストまで掌返しがあるのではと緊張して読んでいましたが(笑) だけど再構成された世界でもやっぱり神室が戻ってこないのが、どうにも切ないです。流石にそこまで甘くはなかったですね。雅に対して真っ直ぐ想いを向けてくれていただけに、彼にも生きてほしかった。 正直な話、グリムが身体を取り戻すまでは彼の方が好きだったりします(笑) 今はどっちもどっちですが。 そして同じくらい切ないのがニーナですね。 『蜜乃』が雅と関わって以降一気に彼女への好感度が上がったのですが、終盤の自らを犠牲にしてでも大切な人を幸せにしようとした、『愚か』しいけれど、誰よりも誇り高い彼女の姿に胸を打たれました。 彼女のことを思うと愛おしさと切なさが混じり合った感情が湧き上がってきます。彼女も雅を通して、幸せであってほしい、と切に願うばかりです。 それだけに次のお話がニーナの物語であることは嬉しいのですが、その中に一言では言い表せないような複雑な感情が混じり合って……。 彼女に何が起こり、何を思ったのか。気になるのと同じくらい怖い、と思ってしまいます。 続きが気になる。気になるけれど、続きを知るのが怖くて、読むのが嫌になる。だけど、やっぱり気になって、それにその先に希望があることを期待して、読んでしまう。 そんなジレンマのような状況に駆られることが多々ありました。恐ろしい作品です。 兎にも角にも、重複してしまいますが完結おめでとうございます。これからも彼らの物語を追いかけ続けていきます。 そして、雅ちゃん達の行く末に、幸あらんことを。 (……そういえば結局、グリムとの関係は、あれでくっついたってことで良いんですかね。うーん)
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パフィオ様、長らく私の小説にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。 パフィオ様のお名前が読者欄に御座いますと、いつも読んでいただけているな、と励まされていました。 レビュー、読ませて頂き、涙ぐんでしまいました。最後まで書き続けてよかったと思うことが出来ました。 本当に、ありがとうございます。 これからは、ニーナの物語となります。雅の物語の裏に隠された悪夢と、全く別の悪夢をお届けできれば幸いと思っております。 宜しければこれからも、私の悪夢にお付き合い頂ければ幸いです。 それではまた、悪夢の中でお会いできることを願って。 (括弧内読ませて頂きました。私もうまくかけていないと思っておりました

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