【コメント】

咲

咲が、最後までミステリアスでした。それがまた物語の終焉に様々な憶測を呼んで、なんともやり切れない、やるせない余韻を残します。これは作者様の意図するところなのか。はたまた登場人物が物語の中で命を持った結果なのか。全体の語り口や登場人物の言葉の端々に、どこかレトロなセビア色の感覚を覚え、それがまた最後のもの悲しさを引き立てていたように思います。素敵な作品でした。ありがとうございます(*^-^*)