のはらはな

冷たい水が、苦かった。アスファルトがあつくて、あつくて、そのまま足元からとけてしまう……。柴谷さんの書く言葉や文章は、私の胸にひかかって、ずっと残るんです。印象的で、繊細。大好きです。短いページの中、傷ついた周の心が痛いほど伝わってきました。自分のことを好きだったはずのあの人は、何も言わずに夫のいる場所に戻ってしまった。捨てられた、って、思うよね。いつか、もっと大人になったとき、あなたを捨てた彼女の気持ちを、少しだけでも分かってあげて欲しい。
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