美森 萠

穏やかな空気漂う放課後、風が運ぶリストの『愛の夢』。 それまでの平穏な空気が、親友の想い人である教師の一言で一転する。 柴谷さんは情景描写に人物の心の揺れを絡めて描くのがとても上手く、読み進めていくほどにヒロイン瑞希の心情とシンクロしてしまい、胸が苦しくなりました。 叶わないことは、わかっている。 決して想いを口にすることはないけれど、想うことは止めない。 『愛の夢』から瑞希の揺ぎない気持ちを、二人に降り注ぐ『天泣』からは叶わぬ恋の切なさを感じ取りました。 瑞希と同じように道ならぬ恋に悩む教師、西川のセリフもとても印象的でしたね。彼の側の物語も気になります。 少ないページの中に、登場人物たちの様々な想いが込められた良作でした。 素敵な作品を読ませてくださり、ありがとうございました。
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美森さん、おはようございます。 「天泣」に素敵なレビューをいただき、ありがとうございました。 作品を超えそうなレビューに感激しています。 今回は思いがけないお誘いで、正直、できるかな、と戸惑っていたのですが、なんとかたどり着けました。 優しく声をかけてくださった美森さんには感謝しています。 本当にありがとうございました。 クリスマスイベントもよろしくお願いします。
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